Jw_cadが遅いのを解決したいのですね。
■Jw_cadに原因のある場合
データ量が多すぎるため、処理が重くなっている場合があります。
屋根のハッチング・パターンなどはレイヤにまとめて非表示にすると、動作が軽くなります。
曲線を多用している図面も、開いたり保存する時に重くなります。
■Jw_cadの外に原因のある場合
PCのスペックが貧弱である場合が考えられます。
CADは処理能力の高いパソコンで使用すべきです。
CPUにはCore iシリーズ以上を使い、メモリは8GB以上あった方が良いでしょう。
ハードディスクは今は安くなっているので、3TB以上のものを持っていれば、当分空き領域は確保できるでしょう。
PCのメンテナンスも必要です。
たまにはデフラグをかけましょう。
あと使わないデータを外付けハードディスクやNASなどに移動しましょう。
体感的に効果がある事もあります。
デスクトップを整理して、ファイルやショートカットを少なくするのも効果があります。
使わないアプリケーションソフトをアンインストールするのも良いでしょう。
ゴミ箱を空にするのも良いでしょう。
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遅い原因
遅い原因はちょっと考えただけでもいくつか思いつきます。
■Windowsを新しくしたため
Windowsを新しくすると、常識的にはパフォーマンスが上がるはずです。
ネット上の書き込みを見ると、XPまでは速かったのにVista以上のOSにしたら遅くなったという声がありました。
XPまでは描画処理にビデオカード上の機能を利用していたのですが、Vista以降はビデオカードを使わずCPUで主に処理するようになったという事です。
少しCPUをアップグレードし、Core2Duoぐらいにしてもまだ足りないとの事です。
■パソコンのスペックが低いため
パソコンのCPUが古かったりグレードが低かったりすると動作がもっさりするようです。
できれば今ならCore i7を使用したい所です。
マシンの買い換えができない時は、メモリの増設で8GB程度にしても効果があるかもしれません。
■システム環境にボトルネックがあるため
使わないソフトが常駐していたり、ハードディスクがいっぱいだったり、何処かで足を引っ張る事象があればそれも原因の一つかもしれません。
いじって具合が悪くなるのではと不安になる方は、無理にいじらない方がいいかもしれない項目ですが。
■ゴミファイルが増えたため
パソコンは使っているうちに、保存したファイルでいっぱいになっていきます。
時期を見て、外付けハードディスクに退避しましょう。
ミラーリングのNASが本当は一番いいのですが。
外部ハードディスクに長期間取っておく時は、3台に同じデータを取っておくのが基本です。
速くする方法
速くする方法をいくつか紹介します。
■ハイスペックなパソコンを新調
Core i7 メモリ8GB ハードディスク500GB 画面解像度は1920×1080のFullHDは欲しい所です。
あと光学ドライブもあるといいですね。
OSはもちろんWindows10またはWindows10Proでしょう。
今はネットで買うと安くていろいろオプション等選べます。
■クリーンインストールする
ハードを新調できない時は、バックアップを行った上でクリーンインストールを行い、ごっそりと要らないソフトを消してクリーンにするのも良いでしょう。
会社のパソコンではできないでしょうけど。
■ファイル整理やデフラグ
クリーンインストールできないパソコンでは、長期間使わないファイルを外部に移動したりデフラグを行うだけでも若干の効果はあります。
その他
Jw_cadを使うとしたら会社での仕事の時が多いでしょう。
よく探せば今は10万円も出さなくてもハイスペックなパソコンを買えてしまいます。
できれば手っ取り早く解決するためには新調がいいと思います。
ただ10万円のパソコンと20万円のパソコンのスペックを比較すると、細かい所で違っているかもしれません。
違いがわかれば高い方を購入するのもいいと思います。
私も3年以上前に買ったCore i7とメモリ8GBの自作デスクトップパソコンを普段使っていますが、処理スピードが遅くて困る事は無いです。
気分良くパソコンを使うためには、ハイスペックなマシンを用意する事は大事な事です。
それで何十パーセント作業効率が上がっているかは計り知れませんし。
ここ数年はムーアの法則の終焉が近づいているためかわかりませんが、パソコンを買い換えても劇的なスピードアップをする事も少なくなってきました。
昔はパソコンを5年ぐらいで買い換えていた人も多いと思いますが、この先は10年ぐらいは使えると思います。
高くてもいいものを買って何倍も長く使い続けるというのも部屋にある道具が増えないのでいいと思います。
最近は自作パソコン雑誌も少なくなってきていて、自作派の人も少なくなってきているのかもしれません。
ある程度経験があると、ネットの情報だけでパーツを選べてしまうというのも自作雑誌や自作書籍の減少の原因かもしれません。
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